歌ってみたのミックス~実際にエフェクトを触ってみよう~

こんにちは!Nonです。


今回は、前回の「歌ってみたの録音からミックスまで細かく説明します!」の記事のミックスの内容についてさらに詳しく説明した記事になりますのでそちらをご覧になっている前提でお話しさせていただきます。





それではスタートです!






1・・・まずざっくりオケとボーカルのバランスをとる



DAWでトラックごとに音量を調節するにはフェーダーを操作します。フェーダーはトラックに表示されているツマミのようなところです。


ミックスと一口に言っても色んな作業工程がありますが、どんなに素晴らしい処理をしても音量バランスが悪くてボーカルが聞こえないとなるとダメですよね?


逆にボーカルがデカすぎてもすごく素人くさい仕上がりになってしまいます。


これも数を重ねると少しづつ気持ちの良い音量バランスが分かってきます。(曲にもよりますが基本は耳で聞いて1:1でバランスをとります。)


僕はこの音量バランスをしっかりとることがどんな処理よりも一番大切なことだと思っています。ぜひ念入りに調整しましょう。


これをちゃんとやるだけでもオケにボーカルが馴染みやすくなって綺麗に聞こえると思います。






2・・・EQ



EQを先にかける人もいればコンプを先にかける人もいます。正解はありません。


EQの使い方ですが、基本的に気持ち悪いとかうるさいと感じる周波数をカット(下げる)していきます。


初めは難しいと思うのでQを狭くして(7.0ぐらい)Gainでブースト(上げる)し、frequency(周波数)を動かして明らかに気持ち悪かったりうるさいところを探します。


Qとは、周波数をブースト(上げる)したりカット(下げる)したりした場合に影響する周波数の幅の広さを設定するパラメータ(数値)です。数値を下げれば幅は広くなり、上げれば幅は狭くなります。


frequencyというパラメータは周波数をブースト(上げる)したりカット(下げる)したりした場合にどのあたりの周波数に大きく影響するのか決められます。


Gainというパラメータ(数値)でどのくらいの量をブーストしたりカットしたりするか決められます。



カットしたい場所が見つかったら、Gainでそこをカット(下げる)しましょう。


-1db~-3dbぐらいで調整しましょう。いくらカットするとしても-3.5db以上はカットのしすぎという印象なのでやめておきましょう。声質が変化してしまいます。(試しにやってみるとわかります。)


あとは同じ方法で気持ち悪いとかうるさいと感じる場所を複数見つけて繰り返すだけです。




だんだん声がクリアに綺麗に丸い印象になってくれば成功です。


逆に、「あ、ここの周波数の音気持ちいいな」と感じたらブーストしてみるのもアリです。ブーストする場合も同様に上げすぎては良くないですよ。





3・・・コンプレッサー



「コンプ」というやつです。


「歌ってみたの録音からミックスまで細かく説明します!」でも説明しましたが、大きい音を潰してやるわけです。


それではコンプのパラメータについて説明していきます。


コンプのパラメータは、


Threshold(スレッショルド)、Ratio(レシオ)、Attack(アタックタイム)、Release(リリースタイム)があります。


アタックタイムとリリースタイムについてはかなり難しいので、わかりやすく簡単に説明させていただきます。


まずThreshold(スレッショルド)とは、日本語でしきい値のことで、このパラメータを下げていくと音が潰れて圧縮されていきます。(設定したThresholdを超えた音だけにコンプがかかる。)


次にRatioとは、Thresholdを超えた音を何分の1に圧縮するかという設定ができるパラメータです。


つまり、Ratioが1:1(Thresholdを超えた音を1分の1に圧縮するといった設定)だといくらThresholdを下げてもコンプがかからないということです。Ratioの比率をそれ以上にしてからThresholdを下げないとコンプがかかりません。


Attackは速くする(数値を小さくする)とコンプがかかった時に音の発せられた瞬間のアクセントが潰れます。(音の立ち上がりが遅くなる、滑舌が悪くなる印象。)


遅くする(数値を大きくする)とコンプがかかった時に、音が発せられた瞬間のアクセントが強調される感じ。(上記の逆)


Releaseは速くすると音の余韻が残ります。


遅くすると余韻がなくなります。


これだけかなり大雑把な説明になってしまって申し訳ないです笑


AttackとReleaseですがこれは速くすればいいとか遅くすればいいということはなく、ちょうどいいさじ加減が必要です。


例えばAttackを最も遅くして、Releaseを最速にするとせっかくThresholdとRatioで設定したコンプが全くかからない状態に陥りますw




使用しているプラグインによってパラメータの名前が違うことがよくありますが、意味は同じなのでパラメータの名前が上記と異なる場合は一度その名称で検索をかけて、どれがThreshold(スレッショルド)、Ratio(レシオ)、Attack(アタックタイム)、Release(リリースタイム)と同じ意味のパラメータなのかチェックしてください。





4・・・空間系エフェクト(リバーブ、ディレイ)



リバーブやディレイですがこちらもパラメータが多すぎて初めて触る方が全て手動で調整するのは難しいです。


ですが、リバーブにはプリセット(ホールやお風呂場、部屋の残響を既にシュミレートしてあるもの)が入っていることが多いです。


そしてプロのエンジニアの方でもプリセットを使っています。プリセットから少し手を加えて好みのリバーブを作っていることも多いです。


なので初めて触る方もプリセットを使いましょう。


いろんな響きのものがあるので好みのものを選択しましょう。


空間系のかけ方はEQやコンプとは少し違います。


EQやコンプはトラックに直接かければいいのですが、空間系はエフェクト用のトラックを作ってそこに元の、リバーブ等がかかっていない音を送ってエフェクトを鳴らします。






一通り終わったらもう一度1~4を見直して満足するまで微調整していきます。







これらをしっかり理解できれば周りの駆け出し歌い手に差をつけられるでしょう!


次回はこの記事を読んでもまだまだ難しい、、、という方のために具体的に何をどういじっていけばうまくいくのかを最低限伝授していこうと思います。


追記・・・更新しました!→歌ってみたのミックスを簡単にやってみよう

その次はミックステクニックみたいなのを僕が知っている範囲でお伝えできると思います。


一緒に頑張っていきましょう!











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